ChatGPTに英語のお知らせタイトルを書いてもらったら一瞬でネイティブっぽいのができた
はじめに
みなさん、新機能のリリースや仕様・規約改定のお知らせをウェブサイトに出す際に、英語のお知らせタイトルを考えるのに困ってませんか? わたしは、日本語のタイトルを機械翻訳するだけではタイトルに適した英文にならないため、ルールや表現方法を調べながら英文を考えていました。
ChatGPTさんにお願いしたら、一瞬でそんなの欲しかった!という複数のタイトル候補を書いてくれたので、これからめちゃくちゃ効率化されそうです。
今まで困っていたこと
DeepLなどの機械翻訳を用いると、精度の高い翻訳をしてくれます。しかし、タイトルという文脈においては適切な表現にはならないため、手直しが必要でした。
- 例:〇〇の機能が利用できるようになりました。
- 機械翻訳:You can now use 〇〇.
"You can ~" という表現は、本文中や会話形式での内容であればよく使う表現です。しかし、お知らせのタイトルにおいては、人を主語にする文はあまり見かけることはないように思います。
また、英語タイトルの書き方をWebサイトで検索しても、ビジネスメールの件名の書き方は沢山記事が出てきますが、お知らせのタイトルについては見つけることができませんでした。
そのため、AWSのWhat's Newのような海外テック企業のリリース文を複数参考にしながら、以下のような表現を用いて自分で英文を考えていました。
- 〇〇 adds support for ~
- 〇〇 is now available in ~
- 〇〇 release ~
- 〇〇 launches ~
GhatGPTでコンテキストを設定して英語ライティングしてもらった
ChatGPTであれば、コンテキスト(文脈・背景・用途など)設定した上で、英語のライティングをしてもらうことが可能です。 そこで、今まで自分が参考にしていたAWSのお知らせのようなタイトルを考えて欲しいとお願いしてみました。
どのようなことを書きたいか、自分の要望をChatGPTに相談すると、一目で内容が伝わり、読者の注意を引くようなタイトルを考えてくれました!
"New Feature ~" は、新しい機能であることが一目で分かりますね。
"Introducing ~" や "Announcing ~" から始まる文も、新しいものが始まるワクワク感があります。日本語からの機械翻訳だと "Announcement of ~" といった表現になることが多く、名詞なので静的な印象がします。(個人的感想) 今までとは少し違った英語らしい表現を知ることができました。
参考ウェブサイトを渡した理由としては、業界によって語彙や表現方法が異なると考えたからです。 金融や製造など異なる業界の場合には、同業の海外企業の情報を参考として渡してみるとよいかもしれません。(タイトルは短いのであまり違いが出ないかもしれませんが、メール文などを書いてもらう際には指定することをお勧めします。)
また、仕様書の改定についても、英語でどのようにお知らせを書くのがよいか聞いてみました。
こちらも、一目で仕様書変更の大事なお知らせであると分かるタイトルを考えてくれました。
"Change" や "Revise" といった「変更」や「改定」から翻訳される単語以外にも、"Update" "Improve" "Enhance" といった単語を使うことで改定内容を明確に伝えることができると分かりました。
翻訳ではなく英語ライティングをしてもらうと、英語らしい表現の幅が増えますね!
さいごに
これまでいろいろなウェブサイトから情報を集め、機械翻訳を繰り返し試しながら英語タイトルを考えていましたが、今後はChatGPTに背景や希望を伝えて考えてもらうことができそうです!
言語なので100%正解というのはありません。好みや狙いたい効果によって様々な表現が考えられるかと思います。 ちょっと違うかな~と思ったら、追加情報や方向性を伝えてやり直してもらうこともできます。 他の人の意見を聞きたい場合でも、みんな忙しくて遠慮してしまうことがあるかもしれません。しかし、ChatGPTに相談すればいつでも何度でも聞いてもらえます。
これからはライティングには欠かせないパートナーになりそうです。